映画、作っちまえよ。高校いるうちに。

高校生映画教室@ゆすかわ

地域振興映画「食堂ゆすかわ」を、地区挙げて制作した実績のある城川町遊子川地区で、
松山在住の高校生を対象にした映画づくりワークショップを行いました。
主催 遊子川地域活性化プロジェクトチーム ヒメブタの会(愛媛を舞台にした自主映画の会)
協力 Thank you!〜ZINNIA〜
後援 愛媛県教育委員会・西予市・西予市教育委員会
3日目


映画教室最終日。Bチームの撮影は、まだ夜も明けきらぬ早朝から始まりました。
ヒメブタの会のスタッフ、地元遊子川の担当者も寄り添ってサポート。



こちらはAチーム。こちらもほぼ日の出と共にスタート。
この時間は、まだ少し雨が降っていました。


スクリプト表(記録)のつけ方も、教えたとおりサマになってきました。
どのカットがOKで、どのカットがNGだったか等を記録していきます。これがないと編集作業できません。


屋外での撮影は、TAMRONの300mmズームレンズを使用します。
機材の細かい操作や、撮影で困ることのないよう、スタッフが傍らで指導、サポートしていきます。


次は公民館の中で、地元の方たちを出演者にして撮影。
さすがは地元総出で映画を作った実績のある遊子川の住民たち。その演技力には高校生たちも驚いていました。


実はリーダー役の高校生は自らの責任にずいぶん悩んだみたいで、前日には涙も見られました。
でも、現場ではチームのみんなをはじめ、スタッフ、住民の方も全員が撮影をバックアップ。


すっかり地元の方ともなじんだ高校生たち。
だんだん機材や撮影現場の空気にも慣れ、笑顔で撮影は進んでいきます。


Bチームは地元の神社を借りて撮影。
絵コンテにあるシーンだけでなく、「イメージカットも撮っておいたほうがいいよ」とのアドバイスに、
どのアングルがいいかみんなで意見を出し合います。


撮影だけでなく、自然と演技にも力が入る高校生たち。
この日は雨の予報でしたが、朝食の後、不思議ともう雨は降りませんでした。


午前中の撮影を終え、Bチームが公民館に帰ってきました。
早朝からとりかかったおかげで、香盤表どおりのスケジュールで進んでいるようです。


お腹ぺっこぺこ!地元の食材をメインに使った食事は、栄養と真心がたっぷり。
午前中の撮影について話し合いながら、午後の打ち合わせを自主的に行っています。。


午後の撮影開始。スタッフから音声機材の扱い方を教わります。
たもと岩と棚田が見えるこの場所では、A、B両チームともロケを行いました。


いろんな方向にマイクを向けながら、機材に慣れていきます。笑顔で見守るスタッフたち。


最初から全部教えるのではなく、自分から進んで試してみることが早く身につくコツです。
ヒメブタの会のスタッフは、一歩引いて見守っています。


会心の演技ができたのか、喜ぶ演者の高校生。


気が付くと、もうスタッフが何も言わなくてもちゃんと現場が回っています。
高校生たちひとりひとりが、何年も現場を経験したプロのスタッフのようです。


撮影されたカットを確認し、満足げな表情。
次のロケ現場へと向かいます。


Aチームは屋外ロケを終え、再び公民館に戻ってきました。
終了時間が迫っています。これが最後のカット。映画冒頭のシーンを最後に撮る段取りで来ました。


最後のカットを、みんなで確認するAチームの面々。
すでにBチームは撮影を終え、食堂で待っています。


最後のカットにOKが出ました!
撮影終了!クランクアップです。拍手してホッとする高校生たち。


夕食は地元特産のトマトを使ったピザ。
最後の夕食をいただきながら、森代表からの挨拶です。


自分を表現する手段を持ってほしい。そして、自分のやりたいことには夢をもってチャレンジしてほしい。
熱のこもった話に聞き入る高校生たち。


参加してくれた高校生たちの心には、どう響いたでしょうか。
この後の編集作業についての説明もありました。


いよいよ松山に帰る時が来ました。
3日間過ごした公民館から、荷物を持って出発する高校生たち。


バスに乗り込む、疲れた中にもどこか満足げな表情の高校生たち。
彼ら彼女らのこれからの人生に、この3日間で学んだことが少しでも役立ってくれることを願います。


笑いと涙と感動の映画教室は大成功でした!
どこかでまたこの笑顔に出会えることを祈って…。
参加してくれた高校生たち、ヒメブタの会、Thank you!〜ZINNIA〜スタッフ、大学生サポーター、
地元遊子川の人々、みなさんありがとう!お疲れ様でした!



3日目の内容
  ・実撮影 
  ・オリエンテーション
  ・終礼
  


愛媛新聞で活動を紹介していただきました。


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