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映画づくりを通じた地域振興と人材育成

TEL. 089-968-6251 (記録センター内)

〒790-0045  愛媛県松山市余戸中4-3-53

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Himebuta-no-kai ( a volunteer group creating films staged in Ehime, Japan )

まつやま市民映画事業(第1回作品)NEWS&FAQ


ヒメブタの会では2016年より「まつやま市民映画事業」(松山市、公益社団法人松山青年会議所主催)のプロデュース・制作を行っています。
「映画に関わってみたい・出演してみたい」市民を一般公募し、集まった参加者のみなさんに、演技や撮影・映画づくりの指導を行い、一緒に松山を舞台にした映画づくりを行っていきます。
「市民の、市民による、市民のための」映画づくりである本事業は、地域の文化振興に寄与するとともに、
老若男女問わず集まった参加者たちそれぞれの成長・交流、そして地域再発見の場ともなっています。

    


第1回 ことばのおくりもの

市民約80名が参加
2016年11月 松山市民会館にて上映
監督・脚本・プロデューサー:森 幸一郎



第2回 ゆだまのきもち


市民約100名が参加
2018年10月 松山市総合コミュニティセンターにて上映
監督:田村 英明(一般公募) 脚本・プロデューサー:森 幸一郎



参加者Blog

第1回市民映画事業の参加者たちによるリレーブログです。

この事業に初めて参加した市民のみなさんが、初めての映画づくりに戸惑いながらも、撮影や制作の中で気づいたことや感想等を面白おかしく綴っています。

市民映画事業ってこういうことなんだーという参考に、参加したメンバーの方々はあの熱い日々を思い出しながら…。
ぜひ一度ご覧ください。




 

第1回まつやま市民映画事業

第33回まつやま市民シンポジウム記念作品




  • ストーリー


    松山に暮らす、とある3姉妹の物語。

    長女の百合は才色兼備の19歳。
    身体の不自由な人たちの役に立ちたいという夢を持っていたが、家庭の事情でその夢を諦め、今はボランティアとアルバイトに精を出している。

    次女の卯月は高校3年生。
    明るく元気だが、その生真面目な性格が災いして、卒業後の進路をなかなか決められずにいる。

    三女の杏は高校1年生。
    言語障がいがあり、うまくことばをしゃべることができない。
    だが、優しい姉たちに支えられ、悩みながらも毎日を過ごしていた。

    そんなある日、彼女たちの人生を左右する大きな事件が起こった…。


      

  • 解説


    それまで映画制作に全く携わったことのない素人約80名を、地元を中心に活躍する映画監督・森幸一郎が指導・制作するという、前例のない形で作られた市民映画。

    地元の文化振興を目的に、松山市と松山青年会議所が中心となって「映画制作に関わりたい・出演したい」市民を公募。
    カ月の間に面接、キャスティング、演技指導、撮影指導、ロケハン、シナリオ制作等を行い、その後約カ月半で松山市内での撮影および編集作業等を行った。

    極めて短期間で作られたとは思えないストーリーと映像は、高い志を持って参加した市民たちの汗と努力の結晶であり、その試みは広く新聞、ニュース、地元番組等でも取り上げられ、2016年秋、第33回まつやま市民シンポジウムのメインイベントとして、超満員の松山市民会館でお披露目された。


      

    • 完成までの道のり(プリプロ〜クランクイン)
      制作説明会・記者会見
      2016.5.26
      第33回まつやま市民シンポジウムの記念事業として松山市民映画の制作が発表されました。
      県都初めての事業ということこともあり、10社以上の報道機関の方に足を運んでいただきました。
      応募者面接
      2016.7
      100名近い応募者を監督・スタッフが1人1人、4日間かけて面接しました。
      出演希望者にはあわせてカメラテストも行われました。
      二次面接・演技指導
      2016.7
      出演希望者の二次面接を兼ねた監督の演技指導が行われました。
      今回のシナリオは「当て書き」で制作されるため、この時点ではまだ脚本どころか、登場人物・あらすじも決まっていません。
      映画の完成まで、3カ月ない状況です。
      主人公決定
      2016.7
      7月下旬、主人公の最終候補に残った3名が急きょ招集されました。
      3名とも甲乙つけがたく、手付かずのシナリオとともに監督の苦悩は広がるばかり。結果、3名とも合格。映画は3姉妹の物語になることが決まりました。
      ロケハン
      2016.7
      主人公が決まっただけでは物語は完成しません。舞台になる風景を探して、早朝から深夜まで松山じゅうをロケハンします。
      写真は物語の要所となる石手の岩堰にロケハンした時のスナップ。
      映画成功祈願
      2016.8.4
      伊豫豆比古命神社(椿神社)に初めてこの映画の仲間たちが集合し、厳かな雰囲気の中、祝詞を奏上していただきました。
      キャスト発表会・記者会見
      2016.8.4
      監督いわく4日で書き上げたというシナリオが、ようやくみんなに配られました。
      また、キャストの発表も行われ、マスコミ各社に取材していただきました。
      ラジオ出演
      2016.8.5
      クランクインを控えて、南海放送ラジオの「TIPS」に生出演しました。パーソナリティはこの事業の応援隊長でもある、やの ひろみさん。
      やのさんのリードで、主人公たちも楽しくトークできました。普通の学生生活ではなかなかできない経験です。
      撮影指導
      2016.8.6
      スタッフ希望者を集めて、撮影について監督のレクチャーを受けました。
      みんな初めて撮影機材に触れる人ばかり。でも映画をつくりたいという志はひとつ。お互いのコミュニケーションを取りながら、みんなで楽しく真剣に指導を受けました。
      クランクイン
      2016.8.7
      大勢のキャスト、スタッフ、関係者、取材マスコミのみなさんと一緒にいよいよ撮影開始です。
      初日はあまり無理せず、現場の空気づくりのほうを重視していましたが、みんなの頑張りで、しっかり予定していたスケジュールを消化できました。
      ジュニアの部演技指導
      2016.8.8
      15歳以下の演技指導では、小学校等での演劇ワークショップで定評のある、坊ちゃん劇場アウトリーチ事業部の近藤誠二さんにご協力いただきました。
      貴重な機会に、小中学生たちも真剣な表情で指導を受けています。
    • 撮影スナップ

       

       

       

       

       

       

       

       

       

    • 完成までの道のり(ポスプロ〜プロモーション)
      編集作業
      2016.10
      時間の余裕がないため、撮影をしながら編集作業も並行して行われました。
      編集機材を扱うのも初めての経験でしたが、自分たちが撮った映像がストーリーになっていく過程が間近で見られました。
      レコーディング
      2016.10
      映画の重要な要素のひとつが音楽であることは言うまでもありません。今回は音楽監督の池田和憲さんのもと、歌も参加者たちが担当。写真は「plaisir」を歌ってくれた溝田麻美さん。
      クランクアップ・試写会
      2016.10.23
      まだ追加の撮影が若干残っているものの、ほぼ完成した本編の試写会ならびにクランクアップを祝って花束贈呈が行われました。
      大勢の参加者たちが詰めかけ、頑張った撮影の日々を懐かしみながら感慨深げにスクリーンを見つめていました。
      完成発表会・記者会見
      2016.10.27
      やの ひろみさん、藤田晴彦さんに同席いただき、完成発表の記者会見が行われました。会見の模様は、地元各局および新聞等でも大きく報道していただきました。
      テレビ出演
      2016.10.28
      11/6のシンポジウムに向けたメディアプロモーションが始まりました。
      南海放送さんの「おかデリ」に出演中の主役2人。
      ラジオ出演
      2016.11.1
      FM愛媛での収録。いつもお世話になっている森下加奈代さんの「noonday pop」。
      3姉妹と監督が出演しました。
      ラジオ出演
      2016.11.5
      FM愛媛、井坂彰さんの「NEXT HEROES from EHIME」。監督は2回目の出演です。
      このほかにもたくさんの番組、新聞、メディア等に登場させていただきました。
      みなさん、ありがとうございました!
    • 11/6シンポジウム・上映会スナップ

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      • 監督より

        感謝のことばしかありません。
        この映画を作ったのは参加してくれた80名の市民たちです。3カ月前まで、演技も撮影も経験したことのない素人でした。
        8歳から68歳までの老若男女、ここで初めて顔を合わせた参加者の皆さん、松山市・松山青年会議所の名だたるメンバーの方々。
        よくこんな頼りないリーダーについてきてくれたと思います。

        会場が満席お立見だったとか、入れない方はロビーで観ていただいていたとか、それでも入れない方が100名以上いらっしゃったとか、そういった数の話もお聞きしましたが、うれしかったのはたくさんの子どもさんたちが映画の内容を理解して泣きながら観てくれてたという話を聞いた時です。

        さらにうれしかったのは、松山が前例のない文化事業を許さないような、懐の浅い場所でないことが再確認できたこと。
        松山市、松山青年会議所の熱い心を持った担当者たち、さらには市長・知事までもが、あたたかい「ことば」で、過去に前例のないこの事業を応援してくださいました。

        今回もいろいろなものと戦ってきました。清だけではダメ、濁だけでもダメ、清濁併せ呑んだ上で清を行う、それが本当のクリエイターです。
        そういう人が、この活動をきっかけに生まれてきてほしい。いや、きっと生まれてくることでしょう。
        私自身は、この事業が一過性のもので終わることのないように、次につながる事業が行えるように、またマイペースに戻って頑張っていこうと思います。

        当事業の総合プロデューサー・市民映画の監督として関係者各位に厚く御礼申し上げます。
        ありがとうございました。
        そしてこれからもよろしくお願いいたします。

        森 幸一郎

        • シンポジウムその後
          市民約80名が参加し、初めての事業として行われた「松山市民映画事業」。
          このシンポジウムの後も各所で上映会が開催されたり、本編ならびに学校法人河原学園の生徒さんたちによるメイキング映像が収録されたブルーレイ・DVDディスクが、市内の小学校・中学校・図書館・少年院・少年鑑別所・グループホーム等に寄贈されたりと、映画ならではの継続性のある効能を地域に浸透させています。
          また、公共性の高い「市民全体の財産」であるとの見地から、YouTubeに本編映像がアップされ、ご覧いただけるようになっています。
          来年度以降、近いうちに第2回の市民映画事業が行われるかもしれません。今回参加できなかった方、チャンスを逃してしまった方、松山市民全員に参加資格がある事業です。
          ぜひ参加して、あなたの夢や可能性を広げていってください。



          出演

          廣瀬 里紗  伊藤 優花  大橋 梓

          松山市民参加者のみなさん

          企画・主催
          松山市  公益社団法人松山青年会議所

          制作
          松山を愛する市民約80名

          音楽
          池田 和憲

          協力
          愛媛を舞台にした自主映画の会(ヒメブタの会)

          総合プロデューサー・監督・脚本
          森 幸一郎



          2016年制作 1920×1080 カラー 本編97分

      ※「Himebuta channel」より
      本編がご覧いただけます。




愛媛を舞台にした自主映画の会
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